夜雨と月蝕 (feat. 初音ミク)

歌詞

雨が肩を濡らす様を ただ眺めていたんだ 道を照らすヘッドライト 目に刺さるような光 濡れた服も髪も全て 気にすることもできずに 涙流していても 誰も気づいてやしないようだ 君が褒めてくれた髪型も メイクも何もかも ぐしゃぐしゃにしてしまえよ 流し去って 落としたスマホの画面に 映った君の横顔を今も 忘れられないでいるのは 私がまだ弱いままでいるからかな いつか君と交わした約束も もう覚えてないでしょう あの日の言葉がまだ離れない 腫らした目に映るものは ぼやけた街灯と降り注ぐ雨 君がくれたどの言葉も 雲に隠れて見えなくなった ただ君が好きだった 忘れられないでいた 引き留めていたかった 私にはできなかった 君の心はもう ここにはいないことも 戻りはしないも 認めたくなかったの 雨が降り止まない中で 君の面影を追い続けている 呪いのように消えない妄執を くれた偶像だけを愛している 雲間から覗く欠けた月が 私の心を妖しく照らす 青白いその輝きに 魅入られて私は夜の闇に沈む