B子 「ねぇもっと 一緒に居たいなんて言うから ここにやって来たんでしょ」 A子 「聞き苦しい嘘なんて いらないわ あなた好みだってこと」 C男 「嘘なんかついてないって 嘘なんかついてないって」 A子 「うっせーんだよ」 またどこかの光る街で 二人が独りになる 誰も皆、薄汚れた欲望を抱いて 今日を生きる? ハリボテな愛に溺れたそのあと 残るモノは何? 薄っぺらい言葉を 随分と並べたそのあとに残るのは 世知辛い空気と さよならだけ もう一緒に居れない 居る価値もない人間のためになどは 割けやしない時間と パノラマリアル 幾度と約束を重ねても その度裏切られてきていても 果てることない 繰り返すのは 信じていたいから そしてまた、暗闇の中 落ちていく夜がくるのなら ハリボテな映画の中で ピエロにでもなる夢を見る 誰も皆、つまらない愛を 確かめ合うのでしょう 変わりゆく心は 繋ぎ止めずに切り捨てていけよ 戻らないそんな過去に 興味はないから 今だけ見て 然れどまた蘇るのは それだけ綺麗だったから