産まれ落ちた 鉛を抱えて 速足達 街の中に住む 体は疲れて 心も動かぬ モノクロームの旅の中 見上げる 深く沈んで止まる 憂鬱な空は あてもない道の末に 少し青く見えた 幸せをさえ恐れ 怖気付く人は やがて何かを得るだろう この世界の醜さの中に 僕はいつも 何かにすがって 戦うしか 生きる術がない いつかはどこかで 心も笑うね タイトロープのその上で 見つける 今日も真上に座る 鬱屈な空が いくつもの日々の先に 少し澄んで見えた 優しさをさえ恐れ 疑った人は やがて何かを得るだろう この世界の悲しさの中に ここを出るために 旅に憧れた モノクロームの街の中 見上げる 深く沈んで止まる 憂鬱な空は あてもない道の末に やがて晴れるだろう 美しい思い出で 涙ぐむ人は やがて何かを得るだろう この世界の醜さの中に