途切れたままの手紙 空は蒼くてひとり 午前10時立夏に 何度も書き直して ぐしゃぐしゃにして投げた ぬるいサイダー 片手に 君に伝えたいこと?んー? 夏が来るよ すぐに 拝啓 おだやかな なつびよりが なーんて いや 違う言葉探すけど書く手が止まるの 途切れたままの手紙 すり抜ける茜色 吹き抜けるぬるい風 飲みかけのサイダーは 泡になって消えてく 別にそれでもいいの Dear きみへ おだやかななつびよりが つづいています きみはいまなにをかんがえてる? かえりみち きみとよくのんだサイダー かたてにあかねいろのまち みているよあなたが...