風薫る朝と僕は一人爪弾く 辺りはえらく静かで夢見てしまった <♪> 呼吸を続ける ぼんやり向かい合わせて 君はリズムをとってしまった 夢見てしまった また逢えると思って まだ声は聞けると思って 僕らわがまま言ってしまった 夢見たあの日の 「じゃあね」を追いかけている ずっと手を振る君の目に うつりたい映っていたいよ 「じゃあね」と笑った顔が 今の僕を生かしている 歩くことを選んでいる <♪> 暮れかかる空 右手を振る遠き影 当たり前に慣れてしまった 少しずつ薄れてった <♪> じゃあねと呟きながら 枯れた僕だけを見つめる 君はまた雨降らす 「じゃあね」が出した答えと 「さよなら」の向こう側に 僕等はまだ歩けるよ 聞かせてよ 呼んでくれよ 全て言葉にできなくていい じゃあねと笑って またねと笑って ずっとずっとずっと すっと言葉が声をともなった お願いと願い もう一度 声 辺り揺らした 「じゃあね」と笑って泣いた 小さなこの手大きくなった 触れたい繋がりたいよ 君がそこに見えるから 何度転んだっていいんだよ 歩くこと選んだから 「じゃあね」と泣いて笑うよ リズムで未来を照らして 君と僕を繋いでいる だってこの声は『君』なんだよ ここにいるのが『君』以外なら 泣けない…泣けない訳だよ 覚めない言葉 君と僕の道に咲く