少し寒い 肩先をつけて 二人 歩道橋の上で 立ちつくしてる こんな鮮やかな 朝焼け空 だって 初めて見る さっきまでの 暖かな時を そっと 確かめるみたいに 横顔を見た すぐに 目を閉じて この景色を 胸に 閉じ込めたい このまま消えないでね みんなみんな 夢のようで 何処へも行かないでね 瞼開けても きっとそばにいてね 並木通り 街灯が消える 今日が 日曜日だったら もっといいのに もうじき からっぽの 始発バスが 町に 近づくけど このまま消えないでね ずっとずっと 夢を見せて なんにも言わないでね 歩きだすのが 辛くなりそう このまま消えないでね 町も空も 風も木々も 何処へも行かないでね 夢でいいから きっとそばにいてね