遠い国境越え 海渡る雲に運ばれてた 寒い北風は やがて この部屋の窓叩いた 「ヒーターの空気 逃げるから すぐに閉めて」と 背中向けて朝食を作る君が呟いた 鼻を凍らせて 犬小屋の犬はうづくまってる 旅行の雑誌のページめくる 静かな世界 君は僕へ 僕は君へ 終わることのない旅をする Only One Only One Only Place 長い冬を 君と過ごしてゆきたい今とこしえに Only One Only One Only Place どこにいても そばにある 世界中で たったひとつだけの場所 揺れる 葉を落とし 街路樹の梢 佇んでる