諦めていた 転ぶんだと思った 路肩に何かが 虹色に光った ラ ラ ラ レインボウ 今なんて言った は きしむサスに消えた 何万キロも先に 君は目を凝らした あの猫がいた 尾の白が揺れた 瞼に焼きついて 消えない 消えない 醒めたふりをした ひとりきりになった 東京はいまさら 優しそうに見えた 境界はいつから わからんようになった 東京はいまさら 優しそうになって 街はいま音速になって ハイパーハイになって 耳鳴りだけが聴こえる 聴こえる ハイパー ハイパーカブ ハイパー ハイパーカブ ハイパー ハイパーカブ ハイパー ハイパーカブ ハイパー ハイパーカブ ハイパー ハイパーカブ ハイパー ハイパーカブ ハイパー ハイパーカブ