愛した人 この先は 僕らが見ない永遠だ 過去に縋るのはやめて 今ここから始めよう 空に浮かんでいる夕暮れ星 明日は晴れだってさ 僕に囁く 制服を脱いで外に出て 太陽が沈む前に さあ 駈け出した んだ いつから僕らの道は変わった? 終着はひとつだけじゃなかった いつしか君の背中に僕は 憧れさえ抱いていた 灯火 街を照らしてく 光輝く道標 辿ってみても虚しくて 暗い路地裏迷いこむ 明日、晴れたらどこに行こう 約束なんてしてなくて 雨雲かかる西空に 舌を出して睨みつけた 何もなかったような顔をしてすれ違 う君は冷たくて 廊下の端から端まで 1、2の3で 走り抜けた 教室の壁の落書き、筆跡が残らない ように 今、今、消し去ってゆくよ 二人歩いたこの通学路 夜が明ければふたつに分かれる スタートラインはもう引かれて 始まりの音を告げるよ 夕立、空は涙して 僕らの軌跡流れてく 拾った石を握り締め 背中を向けて走りだす 到着、一人 校庭は 誰も知らない空洞だ 影が伸びて消えてくのを 夢遊のままで眺めてた サヨナラ 君、この先は 二つ別れた永遠だ 目の前見つめて さあここから始めよう