壊して壊して 何もかも 逆光を切り裂いた 優しい嘘 一人でいることが好きだった 夕暮れの教室の隅で 響くチャイム 影を伸ばす あの子の笑う声がする 他人を信じるのが怖かった いつか失くしてしまうんだろ そんなことばかり 頭ん中から 出てかない やるせない日々だ 飲み込んだ言の葉 消えてしまう前にと 名前のない 詩を綴る 壊して壊して 何もかも 前ならえのこんな世界を 同じとか違うとか 忘れていたいの ためらい怯える 僕だから 逃げ出しそうなこの心を 騙して さあ 優しい嘘 汚い自分が許せなくて どろどろ本音は見ないフリで 綺麗ごとばかり 馬鹿げてるよなあ でも傷付きたくはないだろ 一つ選ぶのが下手だった 捨てたものが惜しくなるから 選ばなかった あの日の道は どこに続いてた? なんて 期待してしまうんだよ 間違いなんてないこと これが解だと 言い聞かせて 壊して壊して 何もかも 前ならえのこんな世界を 同じとか違うとか 忘れていたいの ためらい怯える 僕だから 逃げ出しそうなこの心を 騙して さあ 優しい嘘 僕らは何と戦ってる? わかってるんだろ 螺旋 世界 正しさのすべて 君の声だけ 聞いていたいよ ノイズは掻き消して 壊して壊して 何もかも 前ならえのこんな世界を 同じとか違うとか 忘れていたいの ためらい怯える 僕だから 逃げ出しそうなこの心を 騙して さあ 現実(リアル)になるまで