簡単じゃない毎日は 髪にべったりついて あああ行燈 暗い慟哭は 喉で金魚すくいさ ああ、月がない夜に溶けて せめて神様だけでも孤独でいてよね 先生私が見えないの 教科書開いたってさ 全部興味ないのに だけど幽霊少女俯いて 放課後になればほら 将来性のない日々は バツをつけられていって 生きてる価値のないままの 私はどこなの ああ、狂えない私は イヤホンの向こう側で 咲いて待ってるの 先生私じゃいけないの 夢の中何度だってさ 二人会ってるのに 幽霊少女まどろんで泡沫弾けた 先生私がいけないの 夏の夜風に揺れて 過ちを犯そうよ 幽霊少女微笑んだ足元が消えてゆく 先生それじゃまた来世 朧げなライトが照らす 誰かがいた場所 幽霊少女は眠る 一夏の物語