僕たちの 歩幅には あなたが 宿ってる 疲れたら ひと休み 塔は天を指す 明るいような 暗いような 忘れたらいけないような 握る手もなくなってた 塔を駆け上がる まだ長い この旅路 帰り道も忘れたらしい 遥か先 見えた町 晴れた日にあなたと行きたいな 僕たちの歩幅には あなたが宿ってる 疲れたら水を飲み 塔をまた上る 強いような 弱いような 忘れたらいけないような 決意だけ ポケットに 塔を駆け上がる たった一人で 生きてこられたわけじゃない いつも眺めてる空から羽根が落ちて 光った 嗚呼 あなたの声も忘れたまま 天使が僕を導く 空に見えた光 掴むまで 「いつまでも応援してる」と 優しげにあなたは微笑んでいた それだけできっと十分だと 薄情者な僕に言い聞かせた 嗚呼 あなたの声も忘れたまま 天使が僕を導く 塔に響く僕を呼ぶ声 嗚呼 いつか僕らは 忘れるから 今日も印を刻もう あなたとまた空で会う日まで
