テーブルの上には缶コーヒーと 薄いコンドーム 2人でぼんやり窓の向こうを 眺めてみる 今日は一日中 雨なんだって やる事ないから sexでもしようって僕が言うと 不機嫌そうな顔した君が睨んでくる なんてことのない一日さ なんの名前のない一日さ 君を裸にしてしまった狡猾な 自分にも 君の乳房も喘ぐ声も濡れた性器にも 負い目を見るのは歳のせいかな TVをつけてばキャスターは ヒステリックな声を上げる 頭の中でループして気が 狂いそうになる 僕は君の中で死んでしまいたい 出来れば中に出してしまいたい 逃げ出してしまいたい 君を連れて これ以上の悲しみも喜びも 必要としていない 「あなたを愛してる 好きだ」なんて今さら どんな風にして言えば 伝わるんだろう 久しぶりに二人で飲みにでも 行こうよ おいしいお酒とつくねが 自慢のいいお店がある 乾杯でもしようよ 何にだっていいから 傘は二つ持っていこう