ラベンダーの香りが離れないのは まだあなたの事を思い出してさ 泣いたりした 夜の惑いが溢れて 残り香に変わったの 空っぽの部屋に浮かぶ あなたの声 深夜1時 ひとりただ泣いていた 枯れた花を入れる花瓶なんて もう無いことくらい知っていた 愛し方も忘れてしまった 涙の行方はわかっている 捨てられない思い出に降り注ぐ 花の香りだけ残った 肩に触れる風がひやり冷たくなって 変わる季節 でもわたしに秋は来なくて (ふたり)立てた予定も (ふたり)話したあの公園も ひとりじゃなにも何も出来ないよ あなたがいないと 離れ方も忘れてしまった 「涙を流すのは わたしだけなんでしょ。」 もっと愛して欲しかった 枯れた花びらが散る 夜になる度 思い出すの 隣の空いたベッド あなたの香りはしない 「またね」の言葉にずっと 期待していたの ごめんね ごめんね ラベンダーの香りが離れないのは まだあなたのことを思い出してさ 泣いたりした 夜の惑いが溢れて 残り香に変わったの