嵐も過ぎた後だから 僕らあの場所には いられないだろうけど そう楽な日々でもないから 言い訳ばかりつまんない 僕のこと叱ってよ 泣いていたはずの声は今 糸を伝った先の君へ 愛せなかった僕らしさ 大切に思えたよ 遠く光る街の灯り 僕は明日もまた1人で目覚める 革靴 焼けたパンの匂い ここから進むだけの理由を くれないか 「もういいよ」「見つけてみてよ」 御伽話の中で僕らは 無邪気なふりをした 嘘は嫌いだから より縋れる声はまだ ノイズ混じりにささやいて あの日僕ら叫んだこだまが 怖くて目を逸らしたよ 空虚の帳が降りた 僕の声を聞いてよ 泣いてたはずの声は今 糸を伝った先の君へ 愛せなかった君らしさ 大切に思えたよ 傷だらけの笑顔でも どうでも良いよ本当だよ 飼い慣らされた僕は今 糸を切って飛び立つよ