思い出せないこと また一つと増えていく 明日、目が覚めたら あなたのことも 忘れてしまうかな 夢を見てるような 覚束無い日々が 怖くて堪らないのさ この街も人も全部変わってゆく わたしの居場所はもうここには 無いのね 窓から覗く世界がわたしを 拒むのなら あても無くただどこか遠くへ 思い出せないけど 身体はまだ憶えてる 花降るこの道と 風にそよぐ懐かしい声 いつかあなたと見たあの景色を もう一度見たくて 一人で歩いて来たんだよ 硝子細工のように脆く壊れそうでも 痛みは感じなくて どこまでも行ける 見上げた青空はあの日と違うけれど 馳せる想いで胸が溢れる 帰り道も分からなくなって そんな時、あなたが恋しいんだ 苦しくて切なくて堪らなくなるけど この心にある熱があなたの元へと 連れて行く この街も人も全部変わってゆく わたしに居場所はもう 要らないみたいだね 並木を抜けたらほらあの日と 同じように 高い空が待っているから あなたの温度にまた逢えるから