競争ってのが昔から苦手でした 何かで一番になったことなどない 当然の帰結ですがこんな私が 誰かの 一番になどなれるわけがないや 一人で消える 覚悟ならばとうの昔にしてしまえた 筈だった 悲観的よりは 幾分前向きに諦めてしまえた 筈だった それは 全部結局嘘っぱちになってしまった 愛されたくなっちまった ねえどうして ねえどうして あなたの街までこんなにも 距離があるの ねえどうして ねえどうして あなたを想うとこんなにも気が 急くの 映画漫画音楽そしてインターネット ヒマ潰す術なら溢れているけれど それら全てでは 満たされぬものがあるって 気付いてしまえば戻れないや ねえどうして ねえどうして 私の背中に翼は生えていないの ねえどうして ねえどうして この終列車はこんなにももどかしい の ねえどうして ねえどうして あなたの言葉は こんなにも意味があるの ねえどうして ねえどうして あなたの瞳は こんなにもたまらないの