覚えていたって仕方がないのに 引き出しには嵩張った後悔 また夜が浅くなった 外はもう明るいよな 分かっていたって見つからない 今そこらに置いたばっかの財布とか 探し物ばかりの日々を僕ら 泳いでいる 正解か、不正解か、 それともてんで見当外れ ダサくて不器用な僕らの踊り 方をご覧あれ 点と線繋いで描いた僕らたった一生 何度も躓いて傷を 増やしていくんだろう いっせーのせじゃなくたってどうせ ひとつの星で 同じ今日を 越えたひとりぼっちのために音楽が 鳴っている どんな夜だって どんな朝だって どんな時だって なんとなく僕らは歌っている 踊れなくたって 笑えなくたって ひとりのままで ほんのちょっと静かに揺れている なんで、かなんて覚えていない ただ出会ってしまった光を 追いかけた 安物のイヤホンでしか 鳴らせない魔法のせいで 分かってよ、なんて頼んじゃいない ただ出会ってしまったあんたの 声がした 散らかった床にまた 片っぽだけの靴下 正解か、不正解か、 それが果たして見当外れ 世界で一番ちぐはぐな ダンスホールで君を待つ 点と線繋いで描いた僕らたった一生 何度も間違った夜もそこで 光っているんだよ いっせーのせじゃなくたってどうせ ひとつの星で 同じ今日を 越えたひとりぼっちのために音楽が 鳴っている どんな夜だって どんな朝だって どんな時だって なんとなく僕らは歌っている 気付かなくたって 知られなくたって 淡い光が よく見たら小さく燃えている