柔らかな後れ毛は 日溜まりのように金色に 輝いて少女の時を刻んでいくよ このまま消えることができたなら 小さな傘さして あるはずもない水たまりに 白い翼を映すよ Shylpeed 幻のように一日が終ればいい 赤色の日差し唇に触れる前に あなたに会いたい この羽が欲しいなら 大事なものを差し出せと 「私はこの季節しか 咲かない花です」 手紙を約束の木の下埋めた時には もう私は少女ではなく 自分さえなくなっていた Shylpeed 黒髪をほどき階段を駆け上がった この街を見渡せる高い場所から あなたを探すよ 手を広げて たとえばあの錆びれた廃屋で 美しい歌を彼女は歌うよ ねえ自分であること誰かが言うほど そんなに 大事なものなんだろうかって Shylpeed 幻のように一日が終ればいい 赤色の日差し唇に触れる前に あなたに会いたい