ブルースを捧ぐ

歌詞

弱い人間が弱い心をさらけ出す さらけ出された心が人の心をまた軽 くする ギャンブラー ホラ吹き 酔っぱらい もう最低で素晴らしいダメ人間 大好きな女に毒を盛られたり 割れたグラスで胸を刺されたり 横領した金すべて貢いだり 目隠しされてミシシッピー川を渡っ たり I can sing the blues for you とびっきりの女はどこだい 電話線の向こうには神様が住んでい るんだって 信じてた女は夜明け前にはもう冷た くなっていた 握りしめてた受話器から聞こえてき たのは マイアミビーチの天気予報 女に捨てられた酔っぱらいの絵描き さん 部屋をひたすらただ黒く黒く塗りつ ぶしていた 「オマエがいなくても生きてはいけ るけど 生きてる理由が見つからない」 I can sing the blues for you とびっきりの女はどこだい 弱みを隠して生きてみたって まあ そこそこ止まり きみの魅力はそんなきみの弱みの中 にこそある だからぼくはきみがとても好きなの だし 同時にまたきみがとても憎いのだ 勝手口からどうもどうもこんにちは キッチンでずっとずっと抱きあって いたいんだ 雨の音を聞きながら今夜きみはぼく のもの き みの彼氏が帰ってくるまでは I can sing the blues for you とびっきりの女はどこだい I can sing the blues for you 震えるブルースを捧ぐ 捧ぐ