どこへでも誰とでもこれからは自由 になると 情けない強がりは別に優しくなんて ない 足して引いて残ったもの 灰皿にライター、ボディーソープ 壁に染み付いた甘い香りの所為で 中途半端に浮んで消せない情と嘘 からみ合って咲けばラクになった あの頃には戻れないと知ってから もう幾夜か 後悔と憎悪だけが胸を占めることの ない様に 目障りで耳障りな周囲とは決別しな きゃ さあ何度の敗北を味わい 淡い希望に疼いた心臓 いよいよ独りか 錆びた夜に溶けていく冷たい記憶 いつしかぼくらの音も色も変わり いがみ合って泣いてはまた繋いで 繰り返す内に麻痺してもう手遅れ 空白を埋めることが幸せと解く愚か 者さ 会いたいと嘆くことも 次の依存先が見つかるまで ああ思い出すのは いつの間にか笑顔ばかり 笑い合って同じ星を見ていた あの頃には戻れないと知っている そう、戻れないと知っているのに