思いつく限りの記憶を遡ろうとも 一つの心当たりなんてないのに 何がいけなかったの? 何が足りなかったの? その答えは 神様でもない君のみぞ知る 人生なんてもんは 往々にして 何が起こる かわかんないことでいっぱい だからこそ面白いんだ なんて言ったやつは どこのどいつなんだ ねえ 帰っておいで 僕のヒロインよ 昨日 珍しく豪勢な夕飯を 振る舞ってくれたのってもしかして "せめて最後くらい"とかいう類の 美しいほどの最後の晩餐だったのね 思いつく限りの記憶を遡ろうとも 一つの心当たりなんてないのに 何がいけなかったの? 何が足りなかったの? その答えは 神様でもない君のみぞ知る どんな魔法が かけられていたんだろう 君が作る料理と同じ具材 揃えたはずがどうして こんなに味が違うのはなぜ? センス? それとも 君が横にいないからか 今更になって 気付いたみたいです よく言う 「最高の調味料は空腹だ」 ってやつは おそらく僕にとっちゃ 君そのものが大事だったのね 思いつく限りの記憶を遡ろうとも 一つの心当たりなんてないのに 作ってくれないかな? もう飲めないのかな? 好き嫌いが多い 僕好みの君の味噌汁 もう一回話し合おう 次こそはわかってあげられる 何回も使っているけれど 次は絶対さ ねえ なんで髪なんか切って すっきりしているの? そんなに簡単に 前を向かないで 思いつく限りの記憶を遡ろうとも 一つの心当たりなんてないのに 作ってくれないかな? もう飲めないのかな? 好き嫌いが多い 僕好みの君の味噌汁