願わくば桜の花と 共に散りゆく余であれと 生き急ぐ世こそ寂しけれ 頬をつたう涙枯れれば 所狭しとこの大地には 燃ゆる命のかけらたち 何処を目指して何を求めて 彷徨う心は今何想ふ 歩み寄る影 遠のく景色 彩る花をまた手繰り寄せて 何を探して 何に怯えて 揺蕩う心は今 君想ふ 願わくば貴方の夢と 共に迷い行く余であれと 息繋ぐ夜こそ美しく 僅かばかり花が咲いてる 巡る四季をまた辿るのは いつも花の色を見て 夜風が吹いて目を覚ます ああ、舞い散って塵になる 淡い夜を描くのは 誰かの和歌だから 願わくば春の命と 共に燃えゆく余であれと 願わくば桜の花と 共に散りゆく余であれと 生き急ぐ世こそ寂しけれ 頬をつたう涙枯れるかな 願わくば貴方の夢と 共に迷い行く余であれと 息繋ぐ夜こそ美しく 僅かばかり花が咲いてる 今、春死なん