漸く辿り着いた 此処までは長かった 会えなくなった友に 顔を見せに行こう 春の雪を浴びて盛り上がって 歳を忘れて雪踏みならして 出逢いは太陽別れは月で どちらが欠けても君はいなくて いつかの別れ日々感じていて だからこそ この今を生きている 山の端が赤く染まっていて それを見た君は息を止める 嗚呼 花が散る 地べたを染めて 嗚呼 雪が散る 水に還ってゆく 海に帰ってゆく I wish you could believe it 散りゆく花のその揺らめきに あなたの横顔をかいま見た 人は色褪せ土に還るまでの 儚き宿命の旅人か 肉体は神からの借り物で 本体は心だと思えたら どれだけの人が救われるか 一瞬も永遠も同じさ 嗚呼 花が散る 地べたを染めて 嗚呼 雪が散る 海に帰ってゆく 桜の花は春の嵐に舞い散る 地べたを染めて 積もることのない 春の雪が散る 海に帰っていく