鶯の声に誘われて 歩いた光る緑の上 あの花の名前なんだっけ? 時が過ぎてもう思い出せない 足跡が続くあの浜辺 振り返る頃には消えて 二人は固く握った手 繋いだ点 ただ春の日が眩しい 片目を開け空を見る 華やいだ街を恨んだ 弔いだ 夜が降らせた雨にこのまま同化して この火照る体を冷やして ああこのまま消えて無くなれたら でもいつも夜は明けてまた始まるの 春に雪降らなくなったって 桜も4月には咲かないんだって 同じ季節は二度と来ない 分かっているけど忘れんだって 天気予報はずっと雨だって 晴れに期待して傷ついちゃって もう愚痴ばっかりでしょうがない 僕は煙に巻かれて眠るが吉 嗚呼夏が過ぎれば秋めき 期間限定月の味食べたいな 君が笑った 弔いだ 夜が濡らした雨も朝には雪となり 儚く揺れて只消えるのみ でも時々で良い思い出して 嗚呼あなただけは忘れないで