僕らはまだ過ぎ行く夏に 別れを告げられなくて その手を触れ合う事にさえ 怯えていたから それぞれの胸の奥にしまい 込んだ痛みを知らないままに それでも寄り添い合った ただ過ぎて行く日々の流れに 逆らう術など知るはずもなく 未来はあまりにも頼りなく震えて いた言葉は無力で 心を伝えられないまま 2人の間を飛び交って やがて消えていく 砂浜の上に書いた誓いは 誰に気付かれることもなく 静かに寄せては返す波に さらわれていく いつの日か僕らも交わした 言葉さえ忘れ その名を思い出す事も出来なく なるのかな 僕らは裸足のまま 初恋を駆け抜けた 夏の日差しの下で遥か 銀河のほとりで 不確かな永遠が 結んだ小指に宿れば 月影峠の夜は静かに静かに 更けてゆく 過ぎ行く季節の中 寄り添う二つの影 悲しい程真っ直ぐに 永遠を欲しがった Oh… 月影峠に星が降る 2人は寄り添って歩く 幸せのかけらを拾い集めて辿る道 月影峠に星が降る 2人は寄り添って歩く 幸せのかけらを拾い集めて辿る道 僕らは裸足のまま 初恋を駆け抜けた 夏の日差しの下で 遥か銀河のほとりで 不確かな永遠が 結んだ小指に宿れば 月影峠の夜は静かに 静かに更けてゆく 長い長い孤独な旅路の上で ほんの僅かな時でも 連れ添って歩く人がいてくれる 喜びを 感じながら僕らはうまく 話せないまま 二つ並んだ恋心を夜空に馳せた