怪物になったみたいだ かろうじて返事はいただけるが ふと気づけば 自問自答を抜け出してないことと 知る こうなっちゃもう どんな大声で叫ぼうが 音を外して 聞くに耐えない 正体不明の怪獣の鳴き声だ。 一丁前に人間のような 煩悩が頭をもたげて 耳を傾け、賛同し拍手を! 「いよいよ立派なバケモノね。」 昔話の英雄よ、 私の心臓に手をかけて あまりにも永く生きてしまった 誰も聞いちゃいないと知りながら 話がしたいんだ、言葉は同じなんだ どうして、こんな、さみしくって お前を飲み込んじまうよ ロザリー 焦って お涙頂戴しようと 甘ったるい言葉 飾り立てれば 口にした瞬間腐ってく 罪を知る 愛は、まだ。 おとぎ話の怪獣よ、 お前もこれほどおそろしくはないだ ろう あまりにもつたなく言葉を知った あいつもどいつも 変わらないさ どう傷つけてやろう、 どう負かしてやろう なんで、こんな、弱くって すべてを飲み込んじまうよ 高尚な思考をもって 朗々と語ろうが、 お前を見ちゃいなくて 誰かの幸福を祈ってる。 おとぎ話の英雄よ、 私の心臓に手をかけて あまりにも永く生きてしまった 誰も聞いちゃいないと知りながら 話がしたいんだ、言葉は同じなんだ どうして、こんな、さみしくって あぁ、お前を飲み込んじまうよ ロザリー お前の背たけから世界が どう見えるか、なにを感じるのか、 なにを考えてるか知りたい 不相応なエゴだ 身体だけ大きくなって、 あげられるものはなにもない、 しょうもない、どうしようもない、 どうしようもないから お前を飲み込むしか こっちを見てくれ ロザリー