改札口を通って行った 後ろ姿見えなくなるまで 愛らしいと思えたあの日の恋 繰り返すたび蘇る終わり さよならを見送った日々 去り行く背中は見慣れたもの 語り合った夢は夢でしかない 甘い幻想に浸ってただけ プツンと切れた糸全てが 無駄に見えた 孤独と残り香星の無い夜が僕を 誘ってる 君に届かないのに何故この詩を 紡ぐの 重ねた手のひらから徒花が咲き誇る 曇り空がいつものように僕を 覆ってゆく 君の所為で落ちる雨にまた僕は傘を 差すから 裏切られたんじゃない そうきっと期待し過ぎただけ 大人びたふりしても無駄だ 愛される事はないのかな 寂しさを埋めようとしただけ そう思えば気も紛れる気がした 知らないフリしてた君でさえ 演じる事を辞めなかったんだ 過ごした夜明けまで嘘の愛し合い 枯らした涙泣く事さえも出来ない 約束された未来なんて何処にもない だから答えを急いで予報すら 見なかった 手を伸ばした先にはペトリコールが 遅過ぎた雨に濡れながら傘も 差さずに…。 別れなど幾度と 味わい慣れてしまった 傷跡隠せないまま降り注ぐ涙雨 君に届かないのに何故この詩を 紡ぐの 重ねた手のひらから徒花が咲き誇る 曇り空がいつものように僕を 覆ってゆく 君の所為で落ちる雨にまた僕は傘を 差すから