夏が終わるまでには伝えたい 雨がやんで見えた 世界はいつもよりも綺麗だったな 小さい頃によく描いてた虹は今も 見えていますか 夏に焦がれた アスファルトに置いてきたような 感覚を 昔から君が 好きだったあのサイダーの中に 覚えた いつの間に背も伸びて夏は 勝手に走ってく 大人になれば言えない「また明日」 夏が終わるまでには伝えたい 君の匂いが風に溶けて滲んだ まるで泡のような毎日を ずっと消さないで 消えないでね 緑に透けた足元の影 わたしの前を走るあなたと さっき食べたアイスクリームが 喉の奥を今更冷やした きっと今見てるもの いくつになっても思い出す 波の色 君の体温と その言葉の響きも 今が消えるまでには届けたい 夏の終わりの生温い風が わたしの肌の上をさらって 少し切ないのは毎日だ いつの間に背も伸びて夏は 勝手に走ってく 大人になれば言えない「また明日」 夏が終わるまでには伝えたい 君の匂いが風に溶けて滲んだ まるで泡のような毎日を ずっと消さないで 消えないでね 今が消えるまでには届けたい 夏の終わりの生温い風が わたしの肌の上をさらって 少し切ないのは毎日だ