踊る君 心を奪われた 結ばれることのない 恋だとわかっても 止まることできるはずがなかった 言葉は要らなかった二人が気付いた 駆ける夜の道 例え未来が無くても 十字架を背負い 世界中が敵になっても どんな苦難も奈落のような日々でも 君を探すよ 君の全てが手に入るなら この命も捧げてしまおう どんな高い壁に阻まれたとしても どんな悲劇も打ち破ろう 月明りこの手よ届け 囁いた君からの言葉は 愛と恋の思いが溢れては零れて 夜風吹く窓の外で誓った どんなことがあっても君を守ると 叶わない恋 それはわかっていたこと それでも縋った儚い小瓶を一口 崩れ始めた歯車 神様の悪戯に 抗おう 君の全てを失うならば この命も捧げてしまおう どんな運命が 決まっていたとしたって そうさ 剣(つるぎ)で切り開こう 重く静かに揺れる蝋燭の灯 霞み映るは冷たく横たわる君 君の名前を 何度叫んだとしても君は眠って 君の全て失ってしまった この命も捧げてしまおう 君のいる場所へ儚い小瓶一口 やっと君の隣眠れる 君の全てが手に入るなら この命も捧げてしまおう どんな高い壁に阻まれたとしても どんな悲劇も打ち破ろう 月明りこの手よ届け