燻(くゆ)る 蜃気楼 闇夜に 谺(こだま)する 聲は 暈(かさ)なって 哀しみを 戒める 昊に抱かれて 揺らめいて 繙(ひもと)かれてく 二つの運命(さだめ)縺れ逝く 溶けないままに <♪> 蒼く 迸(ほとばし)る 焔(ほむら)を 抱(いだ)くように 消えた 影の中 言霊は 響き合う 昊に抱かれて 揺らめいて 繙(ひもと)かれてく 二つの運命(さだめ)縺れ逝く 解けないままに <♪> 土気色の その顔にそっと 吐息を吹きかけ 昊に抱かれて 揺らめいて 繙(ひもと)かれてく 二つの運命縺れ逝く 解けないままに 木の葉に埋もれた貴女の 姿をなぞり 二つの運命(さだめ)綻びて 再び繋ぐ