時計の針が 四時半指したまま止まっている YOAKELANDに 迷い込んで しまったのです あなたの腕にすがり付いて泣いた ねえ、どうしよう… 言葉はいつも意味なし 無力だから ただの一言も こころ いやせない ほろほろ落ちる君の心細さ 腕を濡らした 眠りを知らない灯の下 なんとも淋しい夜明け色 人なしの街に食べられて 二人はどこにも帰れない。 YOAKELANDにいる 例えばそれは夢幻の街 長い夢を見てる いつまでも終わらない悪い夢 二人ぼっちの YOAKELANDにいる (きっとぼくたちはここから) 時間に捨てられた君と私 (でられるかな 不安になれば) 懐かしい歌を歌いながら歩く (昔よく歌った) (歌をあなたが歌ってくれた) 二人はきっと LA LA LA それから もうどれくらい ずっと暗い道を歩いている ガスメーターが 止まってしまった家を縫って 疲れた時はどこか切ない場所で 肩寄せ 眠る ここはどこよりも懐かしくて寂しい 全ての望み とうとう 潰えてしまったけど ネクタージュース 二人で半分こ 気づけばぼくは ああ 「綺麗だね」って呟いてた それから風が通り過ぎて 「そうだね」私はうなずいた 二人はちょっぴり笑ったよ YOAKELANDにいる 地平の先に淡く光る 朝を告げる色が ここを見つけることはないよ。 二人ぼっちの YOAKELANDにいる 時間のはずれ君と私 (僕たちはまるで夢でも見るように さまよいながら。) 手と手をつないで団地を通過する (昔よくやったね、白線の) (上を歩いて遊ぶ。) 二人はきっと YOAKELANDにいる ほの灯の下 それでもぼくら わずかな望みをつないで歩いてる 私たちはきっと…