途中までやってきた物語の予想が 綺麗についてしまってしばらくの 土砂降り 魔法の内訳はあらかた確かめて 溺れたふりも上手くなったって 本当の馬鹿みたいだ 色々の眩しさを見た瞼の裏 息を吸って吐いて、吸って 吸った分より吐いて 変わってしまう事が怖いよ、 痛い事よりも 煤けた視界は冷めて 水色から目を逸らす 形の違う花束を抱えて僕ら 散る色を引き摺って行くよ 泥だらけの靴を放り投げるのさ ふらつきながら まだ待てるかい ねえ教えて 答えの用意がなくても、その声だけ それだけ聞かせて 意味の無い呼吸にも家賃は 掛かるでしょう? この涙を 春風を 傷跡を 渦を巻く蛇口の音を その命で 左手で 鼻歌で 綺麗に居させて欲しい 綺麗に見ていて欲しい