疼くんだ 生暖かくて 今にも破れそうな傷跡が いつか それすらも懐かしむように なれるのかしら 艶やかに 艶やかに 艶やかに 艶やかに 少年 これでお別れだ きっと次会う時は お互いにどこか 変わってしまうだろう それでも過ぎた年月を 再肯定し合えたらいいね どうせ生きるなら艶やかに 雨ににじんだ涙も 歯がゆい思い出も 留まることなく 風化してしまうだろう それでも土に根を張って 季節巡る花のように どうせ生きるなら艶やかに咲いて 月並みで使い古された言葉だけれど 倒れそうな時 勇気をくれるのは やっぱり月並みな言葉だから 艶やかに 艶やかに 艶やかに 艶やかに 少年 これでお別れだ きっと次会う時は お互いにどこか 変わってしまうだろう それでも過ぎた感情を 楽しみ直せたらいいね どうせ生きるなら艶やかに 早鐘打つ鼓動も 火照る顔の熱さも 留まることなく 風化してしまうだろう それでも土に根を張って 季節巡る花のように どうせ生きるなら艶やかに咲いて 痛痒い心も 邪な気持ちも 増え続ける傷も どうせ生きるなら艶やかに咲いて 艶やかに 艶やかに 艶やかに 艶やかに