僕からこぼれ落ちた愛情を どこかで誰かが受け取って その分幸せになってんのなら よかったなって 思えばいいんでしょうか? それならば誰かの愛情を 奪い取って幸せになったって 怒られやしないなんて 思ってしまうのはいけないことなん ですか? そんなことばっか考えてしまうけど 幸せを望んでしまうのです この世界は今日も不平等な愛を 平等な解と偽ってるように思えて これがもしおとぎ話なら今頃 ハッピーエンドなのにな かけがえなくってでも 欠けてしまってそれはやがて哀へと 形を変えて 僕らの心にいつまでも 残ってしまうでしょう 僕がどれだけ望んだって 二度と手に入れられないようで だけどそれは案外ありふれていて 恵まれてるってこととに 気づけないで 『どうして』って思いだって もう遠い過去に忘れてしまったよ それでもどこか羨ましくってさ そんなことばっか考えてしまうほど 幸せを憎んでしまうのです 当たり前に今日も抱え込んだ哀を 吐き出しきれずにまた何か求めてる これがもし大衆映画なら 悲劇のヒロインぶってられるのに 目に見えなくても 確かにあってそれはやがて愛という 名前をつけられて 僕らの心をいつからか 模っているんでしょう? それは意図も容易く 崩れてしまいそうな 不確かなものでした だけど人はどんな過ちを繰り 返したってもう曖昧な解を 求めあうの 孤独に塗れた心で受け取った確かな 感情 月並みな言葉でいいと思えるほど 不可解なものだけど この世界は不平等な愛を平等な解と 偽ってるように思えて これがもしおとぎ話なら今頃 ハッピーエンドなのにな 割り切れなくてでも余りなくて だから 些細なことだってかけがえないって 思える そんな優しさで溢れた 世界はここにはないってわかってる から それぞれささやかな小さな愛で 誰かを満たしたいんだね