あいつらの名前を書いた紙飛行機 空を統べる わたしはここから逃げたりしないよ 永遠がどんなもんか わたしにはまだ分からないけど たぶんそう、きっと、 長くはないでしょう 人より切ないだけ いのちに憧れただけ 視線はことばの視水平線 硝子みたいだったから 後ろ髪ひかれそうだけど 不埒な世界でひとりきり 分かったつもりでいたかもね 長くなった前髪のせいだろう 君はどうかやさしく生きていてね その指で 人より切ないのは いのちに飽きられたのは ままごとみたいなものだって 先に言ってよ いまよりとおいばしょで いえないことばかりしよ 紫煙が横切るこの空が いじらしい ひかりの届かぬ底へ 密かにキスをして そうして産まれた、 恥じらいのすべてが 絶叫していたのは まだ早いから? 君が好きでよかった きらめいて、星より高く跳べ 網膜に焼き付いているなら、 その群青は嘘ではない