「生きることはとても 素晴らしいことだ」って みんなが言うからきっとそうだと 思ってた 理由もないのになぜか 意固地になってって 私の大事なものを犠牲にしていった 刻々と消えゆくあの小さな灯火を 何よりも気高い光だなんて 信じていたんだ 吹いたら消える程度のその輝きを 大切そうに抱きかかえているんだ 「君の好きなものを 嫌いというやつが嫌いだ」 あぁ、 なんて人は浅ましい生き物でしょう 「君を好きな人たちがこれだけ 沢山いるんだよ」 あぁ、だから、僕は今日も "生き延びなくちゃ" 心を燃やして 命を繋ぐバトンの重さなんて 知らないし、 それすら君の裁量だろう? 信用ならないよ 押し殺せる程度の生きづらさを持ち 寄って 悲しみあえるそれをダメと 言うのかい? 「君の好きなものを 嫌いというやつが嫌いだ」 あぁ、なんて、 いえたらきっと楽なのでしょう 「君を好きな人たちがこれだけ 沢山いるんだよ」 あぁ、だから、 こんなにも苦しいのさ 君の燃やす炎を喜び合えるほど僕は 目隠しで歩けるような器用さも 持ち合わせないから 知らん顔をして歩いているのさ いつもと同じように生き 延びなくちゃ 心を殺して 灯が消えぬように