赤く揺れるその目はまだ 彼に言わなきゃいけないことがある と 白いゲージを飛び出して 暗く寒い街の中へと消えていた 頭の中問いだした当たり前に君は 僕に 特別な感情はなかった夜を越えて 分かった 近づくこともなかった 今までの自分は何だった ただ悲しくなるだけ 枯れていたユリの花と いつからか間を埋め合う二人の話 赤く揺れるこの目はまだ 君に言わなきゃいけないことがある と ドアを開けるその手はまだ ひどく震えていたことを覚えている 一段飛ばし変わらぬ癖も その先で早くと急かすその声も 怒った顔も晴れた泣き顔も 寝息もすべて ねぇまだ覚えてるよ 許せないほどに ロックンロールを 僕は歌っていつまでもこうやって 高く儚く散る夢を見たかった 淡い身分違いの恋は コップの割れる音と一緒に死んだ 最後まで分かってたよ
