倦怠感。 終業式が終わった帰り道で、 置いてった物を 一式全部持たされる様な人生は、 及第点を貰えば上々か、ってさ。 春が綻ぶ街の隅で。 死にたく無いけれど、 生きられもしなくて 一つ遺すならとペダルを漕いで 行く。 歌え!最終列車乗り込んで、 「さようならだ」って泣いていた。 劣等感と焦燥が弾けたのだ。 あの日ヘッドホンで聴いた ロックに魅せられて、 片道の旅に発つ日の歌。 存在感。 雑踏に埋まった南口の往来に いっせーので鳴らしたD マイナーコード。 格好付けた4小節に(笑)が 付いていく。 「何あれ?(笑)」 「誰だよ(笑)」 「売れなさそう(笑)」 「下手くそ(笑)」 @#¥%*+£$× ああ、煩ぇ! 凡退寸前人生のバッターボックスに 歓声を! 二死満塁の重圧も忘る程に叫べ! 犯行声明 心中記 花街の宵に嘘を一つ 照準は極楽浄土迄。 誰も知らん顔で通り 過ぎていくんだ。 隣の大道芸は動かぬ儘。 落っこちたピック拾って 思い出したんだ。 あの日の ロックスターにはなれないや。 最終列車乗り込んで、 「さようならだ」って泣いていた。 劣等感と焦燥が弾けたのだ。 あの日ヘッドホンで聴いた ロックに魅せられて、 片道の旅に発ったのだ。 凡退寸前「もういいや」 諦めばっか歌っている。 醜態なんぼ晒そうが構わないわ。 ならば最終回は大団円で 三角形になった この日々を呪う様に歌うのさ。 宵街の隅でらるらりら。 皆が知らん顔で廻る街では 「止まれ」 の標識なんか見えないんだ。