うつくしいことば

歌詞

僕が幸せだったなら きっと歌なんか歌わない 臆することなどないのに 戦う必要なんかないのに 何が欲しかったんだろう そんなこともわからないまま家を 飛び出した 思い出ってそんなに大事かな? 形のないものにふり回されて 疲れるだけなのに 僕には帰る場所がなかった うつくしいことばが 欲しいわけじゃない ただあなたに褒めて欲しかった それで何か変わるかな? でも、だって 人生ってこんなものなの? ギリギリで保つ表面張力 まだ大丈夫 溢れ出すまでは僕でいられる これはただの肉体だから 叩かれたって平気なんだと 言い聞かせて 思い出を額縁に飾っても 眺めて何かを得られただろうか もういっそ 僕は燃やしてしまいたかった うつくしいことばが 欲しいわけじゃない ただもう少しだけ話そうよ 求めることばかりを考えちゃうなら 喧嘩でもしとけばよかったな 忘れたはずなのに もう誰も傷つけたくないのに 思春期の病気で僕は死んだ そう思い続けて終わる20代 また同じ日の夢を見る 何度でも同じ朝がくる うつくしいことばを拾い集めても 満たされる 日はきっとこないんだろう かたちを捨ててしまえたら もっと気楽に自由になれるのにな 後悔なんてないんだよ 今の僕を認められたのなら 言えなかった気持ちもまた 宝物かもしれないね