やがて世界は壊れ出す 街の灯りさえ遠く飲まれ 消えるよ 遥か遠い想い出 年相応に枯れてった 大人の真似を繰り返すたび 澄んだ藍色の空 記憶の彼方飛んでった 暗闇の中 星を捜して 愛しいほどに眩しい夜を 見惚れるほどの無茶な未来を 妄想だけで充分と 恥ずかしがっていないで 叶えたかった全部 もう 街は静かに偲び 馬鹿一人走り出した 寂しい夜怖ろしくなって 窓に差し込む光 見間違って追いかけた 或るはずないとわかっていたのに 変わることなど永遠無いと 誓いもせずに信じていたんだ 若気の至り嘯いて 笑えるなら良いさ でも涙溢れ 見上げた 光閉ざす空へ 一人 願えど願えどため息ばかり 光消えた街で 今は 心が心が割れないように 夢を見て 遥か遠い想い出 澄んだ藍色の空 街は静かに偲び 窓に差し込む光 照らされ泣いた 微かに輝いたんだ 壊さぬように そっと触れて 目が覚める 光閉ざす空へ 一人 願えど願えどため息ばかり 光消えた街で 今は 心が心が割れないように 遥か遠い想い出 澄んだ藍色の空 街は静かに偲び 窓に差し込む光 光 やがて世界は廻り出す 夜が明ける 夜の終に 僕は一人 夜の終に 空は煌き 夜の終に 鐘の音は響き 夜の終に ありふれた未来