夏の終わり うつむくひまわりの こぼれた季節が巡る頃に 真冬の路傍でふと見つけた 一輪のひまわりを 雪霜に花びらが傷んでも かすかな陽射しを頼りにして 凍えるような土の中で 懸命に咲いていた 誰もいない場所で 顔を上げたんだね 見守った未来のエール あのね、ひまわりのような 笑顔がこんなにも溢れていて そんな一瞬の微笑みを 数えきれないほど繋いでゆこう 分かり合えなくて切ないときは 分け合うことから初めてみよう 太陽の下 根を張るように 言葉で咲かせて 霞んだ空の色 青く澄み渡って笑っていた ごめんね そっと包み込むような 心に触れられる優しさを 募るエールを毎日へ 未来と咲かせるのは 何色だろう それぞれの持つ小さな種から 実を結ぶような自分でいたい どんなときも思い返せば ぼくは幸せだ あのね、ひまわりのような 笑顔がこんなにも溢れていて そんな一瞬の微笑みを 数えきれないほど繋いでゆこう