夜の魔法にかけられ、 儚いけど確かな、 暮らしを彩る 名前もない白い花。 遠くから聴こえる ピアノの旋律と この雨が止むように 願いをかけたコイン。 駅舎の窓から 月を見た僕らは、 この雨が涙では ないことを知っている。 石版の絵柄には 何の意味があるんだろう? ぼんやり僕は そんなことばかりを 独り考えていた。 届かないこの声が 君に届きますように。 夜明けに向かって走る 汽車を待っている。 夜の魔法が解けたら、 光が射し込むような、 暮らしを祈って 希望の歌を奏でた。 空に… 遠くから聴こえる ピアノの旋律と、 この雨が止むように 願いをかけたコイン。 駅舎の窓から 月を見た僕らは、 この雨が涙では ないことを知っている。
