僕の夢 僕が信じていたことは とっくに色褪せて 近頃じゃ腐りかけた臭い みんなそれに気づいているのに 誰も言ってはくれないんだぜ 笑っちまうよな 俺をピエロなんかにしやがって セピア色の写真の中で 右拳高く突き上げる 自分を見ると涙が出るぜ 頑張れ頑張れと言われた数だけ ナイフのような 雨が降るようになって 押し込めていた情弱な劣等感が ここぞとばかりに吹き出してくるぜ 期待に応えられなくて いつも帰り際に ごめんなごめんなごめんなごめんな ごめんなばかり口癖にしやがって 僕の夢 僕が信じていたことは 僕が諦めれば それ自体存在しないことになる みんなそれに気づいているから かつて夢をみたことを 隠そうとするのかな 今が一番正しいからこそな 高級グラスの1つや2つは 簡単に割れるのに 自分の夢には傷ひとつ 付けられない臆病者です 頑張れ頑張れと言われた数だけ ナイフのような どしゃぶりの雨が降る 長距離走のダントツの最下位に 送られる拍手によくにているぜ スパートをかけることもなく お涙ちょうだいと つらいなつらいなつらいなつらいな ばかり愚痴たれていやがって 僕の夢 僕が信じていたことは 結局死にきれなくて だから生き死ぬことに決めました セピア色の写真は捨てて 右拳強く握りしめ負けるもんかと これで終わるかと 頑張れ頑張れと言われた数だけ ナイフのような雨が降るのならば 全部僕の夢に突き刺して どこまで耐えるか やるかやれるか 頑張れ頑張れと言ってくれ まだ始まってもない そうだろそうだろそうだろそうだろ 今日も頑張れの雨が降る