カーテンを開け窓から朝を出来るだ け吸い込んだ 灰色の空と思いきり目が合う 煙草を一つ箱から摘んでポットの水 を沸かす 何にでもなれるんだとただ沸くのを 眺める 嗚呼思ったより早く目が覚めた日は 時間をもらったから得に思う 朝になれば見ていた夢も 昨日の苛立ちも確実にぼやける あともう少し眠っていたいけど 色々とあるから流されないように ベッドの脇に腰掛けながらカップに お湯を注ぐ 煙草の煙と湯気が交わっていく 見た目は同じものなんだけど何もか もが違うね 温かくして食べても冷たく感じる 嗚呼思ったより遅く目が覚めた日は たくさん回復したと特に思う ほら見たことかと言う為だけの 監視する人生ほど無駄なものはない ね 言いたいこと無くなった日々に 人に会えない間にコーヒーは冷めて く 嗚呼思ったより早く目が覚めた日は 時間をもらったから得に思う 朝になれば見ていた夢も 昨日の苛立ちも確実にぼやける あともう少し眠っていたいけど 色々とあるから流されないように コーヒーまた淹れる