生活を歌うらしいね 春の色って何色かな 空の上には楽園があるって 足に絡まる子供たちの嘘 スピーカーで 詰まる少年の声 目を見れぬ君とまるい月と これまでの夜を 無かったことにして 無くした右手を 撫でてくれよ 流れる記憶の中で 歌う君の声よ 流れる暮らしの中で 誰にもわからぬこの恋よ 生活を嘆くらしいね 前ばかり向くから そうなるのさ 空の上には 楽園なんかないよ 雲から零れる光が綺麗だ 空を泳ぐ少年の声は 眠れぬ夜には うるさいのです これまでの涙を 無かったことにして 忘れた強さで海を殴る 流れる記憶の中で 歌う君の声よ 流れる暮らしの中で 祈りに抗うこの声を