健忘症の彼女をいつもよりも うんざりさせた今日の前髪 忘れかけたあの寂しさは テーブルの上の宇宙に溶けて消えた 恨まれない程度の愛 さては遠回り 白いカーテンに揺れる そっと笑ってよ 立場を超えたあとふたりだけの 単純な事も言えるくらいの距離が 今日も愛おしかった でもすこし寂しかった 感傷的な彼女がいつもよりも はしゃぐ度に時計も回ってく どこまでもふたり歩いて行けたら そんな気持ちも抱きしめて握って 季節を満たしてよ 見たくないものはもう 見なくたっていいよ 本心はいつだってひとりはやだって 言えない夜が寂しかった 君が愛おしかった 無関心で依存して沈黙を破るように そっと笑ってよ 立場を超えたあとふたりだけの 単純な事も 言えるくらいの距離が今日も愛しい そっと笑ってよ 惨めで不安定だって愛していたいよ 単純な事で優しくなれるような 毎日が愛おしかった でも少し寂しかった