沈んでく月を眺めて眠る 遠い夏の日も忘れていく あてもなく浮かび漂う僕は どこにいるのかさえ わからないよ 螺旋のように深く 巡っていく記憶たち もうこの手の中に残ったのは ひとつだけさ 君の幻 追いかけて 彷徨って心だけ 引き裂かれて消えていくの もう戻れないよ 水面がもうあんなに遠くなってた 届かない想いが空に溶けた 砂浜に描いたあの日の足跡が 波にさらわれていく 優しさを纏っては 朽ち果てながら 愛に呑まれていく 君と出逢った海辺に夕陽が沈んで また明ける夜に君はもう いない 君の幻 追いかけて 彷徨って心だけ 引き裂かれて消えていくの もう戻れないよ 水面がもうあんなに遠くなってた 届かない想いが空に溶けた