カラスが喚く 夕暮れの空 見慣れぬモノが 街を埋めていく 可笑しな衣装で 飾り付けていく 誰の目にすら 留まらないくらい 溶けていくの 今夜はおばけがいたずらしにくる 目一杯のお菓子を求めて闇夜へと お祭り騒ぎ 何処も彼処も 化け物の中 私も踊ってる 狂うように おばけがこちらと手招きをしている 誘われるままふらり 扉の内側へと 終わりの鐘が なり響く夜 魔法が解ける 満月の空 身支度をする 化け物たちも 身ぐるみを剥いで 見慣れた姿へと 戻っていく おばけもまたねと手を振って消える 太陽が昇っていく何事も無いように