初めは一人だった 誰も言い出せなかった そんな言葉たちを持って 差し出した掌 それは次第に響いていった 弱々しく震えた 手と手を重ねて 物語は走り出したんだ 傷付け合ってすれ違って 居場所を失くしてしまうのが 怖くてしょうがないんだよ もう泣きそうだ それでも 僕らが 選び取った未来だ そこに見えるのは いつかの忘れ物だ あぁきっと 何度だって僕らは思い出すんだろう そうやって 何度だって僕らは 確かめ合うんだろう その痛みも その弱さも あの悔しさも涙も この「今」 を見つけてくれた宝物なんだ ぎこちない音だった それさえも愛しくて 夢中になれたのは そう 君がいたから 自信が無くて見失って 道がぼやけてしまう度 誰かがまた強くなれたんだ 変わっていく 未来を かき鳴らしてやるんだ 積み上げたのは メジャーな僕らの音色だった あぁやっと わかったんだ心がぶつかった意味が そうやっと 気付けたんだ心が叫んでいること その理由が その時間が あの日見た夜の空へ いつまでも繋げてくれる から 追いつけないと嘆いて 諦めるのは簡単だ そんな未来はどうだろう いや もう戻れないよ 僕らが夢を託したのは そう この道の先なんだ あぁずっと 「自分なんて」 とばかり悩んでいたけど そうきっと 「君じゃなきゃ」 と今は伝えたいんだよ その言葉で その響きで ここまで歩いてこれた もう何も怖くないよ あぁもっと 僕らのセカイを歌おう 一度だって後悔したくないから そうきっと もう二度とこんな気持ち 出逢えないから ここしかない 代わりはない 答えはすぐそこだった この「今」を見つけてくれた その笑顔も その強さも あの優しさも歌声も この「今」 を奏でてくれた宝物なんだ さぁ次の音へ 初めまして